フリーランスとしてある程度成功すると、報酬を選ぶかやりがいを選ぶかといった、贅沢な悩みが出てくることでしょう。
仕事を選べるということはとても幸福な話ですが、自分に合った選択ができなければ余計なストレスやしがらみを抱える可能性もあります。
フリーランスのまま生活をしていくつもりなら、いずれ訪れる報酬とやりがいについて1度は考えてみるといいでしょう。
報酬もやりがいも、仕事をしていく上では重要な要素です。
しかしその両方を得ることは難しく、さまざまなポイントで悩むことになるでしょう。
責任ある仕事を行うためにも、選択の方法や判断基準をあらかじめ考えておくことが大切です。
闇雲に仕事をこなすだけでなく、自分なりの選び方を持っておくことは、一流のフリーランスにつながる結果となるかもしれません。
下記のポイントを参考に、仕事の選び方を具体的に考案してみてはいかがでしょうか。
目次
やりがいにどんなメリットがあるか
報酬とちがって、やりがいには明確な数値がありません。
そのため仕事におけるやりがいのメリットは、それぞれ異なることになるでしょう。
仕事のしやすさ、クライアントの人柄、企業や世間への貢献度など…何が1番自分にとってプラスとなり得るのかを考えて今後の仕事選択に活かしてみてください。
やりがいは数値化できないため、具体的にどのくらいのメリットとなるのかは仕事をする本人ですらわからないでしょう。
しかしそこに生まれる満足感や達成感は、個人事業ならではの感情です。
せっかくとして仕事を選べる環境になったなら、やりがいを重視して仕事を選んでみるのもいいかもしれません。
本当に必要な報酬額を考える
仕事ができるのなら、高い報酬を選ぶのは自然なことでしょう。
しかし報酬額にばかり注目してしまい、納期や必要スキルを見誤る例は非常に起こりやすいものとなっています。
フリーランスは信頼の上で成り立つ仕事なので、大きな失敗は報酬の減額や消滅につながるでしょう。
本当に自分に必要な報酬額はいくらなのか。月割りや日割りで計算して算出し、基準を作り上げておきましょう。
本当に自分に必要な報酬を考えて、それに見合ったペースで仕事をするのが、長続きする秘訣となります。
やりがいよりも報酬の高い仕事を選ぶことになったとしても、自分のキャパシティを超えないように注意することを忘れないでくださいね。
健康や生活のリズムを守るためにも、報酬額の設定感覚を間違わないようにしましょう。
冷静さを持って仕事を選ぼう
報酬もやりがいも、フリーランスにとっては魅力的なものです。
だからこそ欲張ることなく、自分にできる最善を見極めることをおすすめします。
欲張って仕事を取りすぎて、1つ1つのクオリティが落ちるのは言語道断。
そこまでに積み上げた実績が、欲によって無駄になってしまうかもしれませんよ。
冷静に仕事量と力量を判断して、自分にぴったりの仕事を請け負いましょう。
フリーランスに重要なのは、継続していける仕事です。
報酬かやりがいで迷ったときは、ぜひ続けられるかどうかを判断基準としてみてください。
一時の勢いで仕事を選ぶと、なかなか継続のしやすさにまでは気が回らないため、やはり冷静さが仕事選びに大切なポイントとなるでしょう。
感情を制御することが必要となるため、日頃から仕事を選ぶための体制を整えておいてください。
仕事をえり好みできるのは、ありがたいことだといえるでしょう。
しかしそれなりの基準と気持ちで選ばなければ、せっかくの良い環境を維持できません。
報酬とやりがいについて考えることが、仕事の一環になると知りましょう。それがコツであり、仕事を楽しむことにつながります。